秋が本格化する中、園庭にも落ち葉が舞い踊るようになりました。サクラ・柿・梅・ハナミズキなど、少し大きめの落葉樹の葉は、この時期、特に人気のアイテムになります。ままごと料理のお皿になったり、お買い物ごっこのお金になったりと、本当に子どもたちは上手に活用していきます。 そうした中、よく乾いた落ち葉を保育者が部屋に集めておくと、子どもたちは画用紙に貼り合わせ、思い思いの表現を楽しんでいきました。 例えば、3歳児のAちゃんは落ち葉の色や形の違いを踏まえ、画用紙に並べていきました。美しくデザインした、と言えるでしょう。また、同じく3歳児のBちゃんは落ち葉を髪の毛に見立て、構成した後に、目や口などをクレヨンで描いていました。今日のBちゃんは両脇で髪を結んでいましたから、自画像を描いた、ということでしょう。本当によく似ています。 保育者に「貼って!」とリクエストした子どもたちは「キレイでしょう」「かわいいでしょう」と壁面に掲示された自分の作品を私にも紹介してくれました。達成感に満ちあふれた表情がとても印象的でした。 さて、明日以降もどんな表現活動を繰り広げてくれるのでしょう。楽しみですね!!


4歳児の女の子二人が手を洗いながら、こんなやりとりをしていました。 A「ピンクはどう?」 B「ピンクはねえ・・・」 A「無理か・・・」 B「アナならね~」 A「あ~、アナね。エルサとかは?」 B「う~ん、シンデレラもいいかな・・・」 A「ネックレス作る?」 B「プリンセスだもんね!」 これから遊ぶ役どころを決めかねているBちゃんを、Aちゃんが心配し、声をかけているようです。ごっこ遊びの役どころが、子どもにとっていかに重要か・・・、改めて気づかされました。子どもは本当に「真剣」に遊んでいるのです。 また、話している雰囲気もおもしろかったです。 根を詰めて話す、という感じではありません。もちろん、テキトーでもありません。石けんをつけながら・・・、手を洗いながら・・・、手を拭きながら・・・など、全て「~ながら」のやりとりです。あっ、「ながら」って悪い意味になりますね・・・。そうではなく、互いに自然体で会話ができている、という意味です。気が合う二人だからこそのやりとりだったのでしょう。我々も見習いたいものです。 そうそう、手を洗い終わったら、二人は仲良く手をつなぎ、保育室に戻っていきました。これから、どんな遊びをするのかな?楽しみです。
今年は例年より早めとなる10月25日にサツマイモ掘りに行きました。 (今年は暑く、生育も早いようです) 場所は矢川駅から歩いて20分ほどのSさんの畑。ですから、園から西国立駅まで歩き、南武線に1駅乗車し、出かけたわけです。 ちなみに、以前は園から徒歩5分ほどの畑でしたので、全園児で出かけることができましたが、今は5歳児と4歳児にしぼっています。 その分、出かけた子どもたちは、お留守番の3歳児の分まで掘ってこよう、と張り切ってくれました。結果、460個も大きく、おいしそうなサツマイモ(品種は「紅はるか」)が収穫できました。帰り道のリュックサックはとても重そうでしたが、みんな頑張って持ち帰ってきました。 さて、お家でどんな料理に変身するのかな? そうそう、園にも少し残し、焼き芋にする予定です。しばらく干し、甘さが増した頃に焼いていこうと思います。
10/18、10/23、2回にわたり、有志のお母さんたちが企画した「消しゴム ハンコ ワークショップ」が開かれました。大まかな工程は写真の通りです。 ちなみに専用のインクを使い、アイロンをかけると布地にも定着するとのこと。オリジナルのTシャツやランチョンマットなどもできそうですね。とってもステキです。 今年は新型コロナウイルスが5類に移行したことで、サークル活動に加え、こうした企画もたくさん取り組まれています。趣味や特技を披露し合うことはもちろんのこと、親御さん同士の交流、友だちづくりにもつながるようです。これからも楽しみにしたいと思います。企画して下った皆様、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。





野川公園遠足の帰り道、バスも園近くの緑川通りに無事到着し、あとは正門まで100mほど歩くだけ。 (本園前の道路は道幅が狭く、大きなバスの駐停車はできまませんので・・・) 大きなケガもなく、人数確認もバッチリ。あとは忘れ物を確認し、お母さんたちが待つ園庭に戻るだけ・・・と思っていたら、3歳児のAちゃんの帽子が見つからないとのこと。一大事です。 Aちゃんによれば「オレンジのところにかけた・・・」とのこと。座席のヘッドレストにはオレンジ色のカバーがかかっており、そこにかけたということは、座席背後のフックか、ドリンクホルダーにかけたまま、ということでしょう。 ただ、先生たちも探したものの見当たりません。私も運転手さんと一緒に座席下までくまなく探しましたが、まったく見つかりません。 “もしや、公園に落としてきた?でも待てよ。公園内で身支度をし、バスが待つ駐車場に向かう時は帽子をかぶっていたぞ・・・。荷物を置いていた広場も忘れ物がないか、くまなく確認もした!だとすると、やっぱりバスの中?でも、見つからない・・・”いろいろ思いを巡らせましたが、無い物は無い。 お母さんに状況説明、そしてお詫びをし、ご了解いただいたものの、片付けが一段落したら、やはり野川公園に探しに行こう、と考えていました。 すると、Aちゃんのお母さんが帰り際、以前、座席カバーに帽子を入れ込んだことがあった、との情報をくださいました。さっそくバス会社に電話し、調べてもらうと、なんとオレンジ色のカバーの中に帽子があったとのこと。すぐにバス会社に取りに行き、ようやく一件落着。本当にホッとしました。 エッ?いったい何の話をしているのかって・・・。それはですね・・・。いまだに、子どものことがわかっていない、ということです。 「オレンジのところにかけた」との言葉をそのまま捉え、目に見える範囲しか探さなかった私たち、いや私! 小さい子どもたちが大人とは異なる世界で生きている存在であることを忘れていました。子どもの発想や振る舞いは、大人の想像をはるかに超えるものなのに、それを実感していない。本当に反省です。頭と心を柔らかくしていかないと、子どもたちともズレるだけですね・・・。気をつけていきたいと思います。