図鑑も友だち

 幼い子ども向けの本といえば、絵本が定番ですよね。絵本は子どもたちをお話の世界にいざない、想像力もかき立ててくれます。本当に魅力的ですよね。
 ただ、図鑑も意外に興味を示すもの。
 例えば、先日、暑さ負けを癒やすため、4歳児のAちゃんが事務所で体を休めていた時のことです。
 「動物が好き」とのことで『動物図鑑』を貸してあげました。すると、大好きなイヌやネコのページをくい入るように見、名前・色・形など、新発見があるたびに「ちょっと、園長先生も見てよ!」と声をかけてくれました。
 (事務仕事が進まないな・・・とは思いつつ、私も楽しくなったので、お付き合いさせてもらいました)
 また、図鑑を見ているだけでなく、気に入った動物を絵にもしていました。事務所にクレヨンがなく、鉛筆を貸してあげたのが幸いしたのか、かなり細かく、丁寧に描いていました。4歳なのに、本当にすごいな~と思いました。きっと、図鑑がAちゃんの知的好奇心を刺激したのでしょう。
 そうそう・・・、絵にはその日のお誕生会で見た教師劇『とんぼのうんどうかい』に登場した赤トンボも描いてありました。「動物」から連想したのでしょう。知的な関心と感性がつながって表現される幼児期の典型的な姿、と言えるかもしれませんね。いや~、幼児期って、本当にオモシロイですね!!
2023年10月01日