大型積み木でイメージを広げています

 3歳新入園のAくんとBくんは互いに波長が合うようで、興味を持つ遊びも重なります。
 この日は、手のひらサイズの動物の形をした木製のオモチャを収める「動物のお家」を大型積み木で作り始めました。
 大型積み木を積み上げことで、イメージもさらに広がったようで、「動物のお家」の中にエレベーターも作りました。ダイナミック、かつ繊細な見立てを駆使して遊んでいるようです。いわゆる「構成遊び」の楽しさを満喫しているようです。
 ただ、二人の遊び方を見ていると、協力している遊んでいる・・・という感じではありません。言葉のやりとりもほとんどなく、それぞれが別々のイメージで遊んでいるようです。
 そうなんですよね・・・。仲良くなったとは言え、3歳児の遊び方はまだまだマイペース。ですから「3歳児は一人遊びが主流」と言われるわけです。AくんとBくんの姿は典型例と言えるでしょう。
 入園すると、一日も早く「友だちを作ってほしい」「友だちと仲良く一緒に遊んでほしい」と願うものです。お気持ちはわかりますが、そこに至るには時間がかかります。あわてず、急がず、それぞれのお子さんのペースを大切にしてあげましょう!よろしくお願いいたします。

2024年04月24日