「子どもの日」のお祝いをしました!

 ゴールデンウィーク前、園庭で「子どもの日」のお祝いをしました。年長5歳児が作った2匹のこいのぼりも元気に泳ぎ、お祝いに華を添えてくれました。
 全園児が木陰に集まったところで、まず「子どもの日とは・・・」という話をしました。
 「男の子のお祝いだよ」
 「端午の節句って言うんだよ」
 5歳児からは、そんな“耳より情報”も聞かれました。結構、知っているものなんですね~。立派!立派!(念のため、今は男女を問わず、子どもを祝う日ということも伝えておきました)
 その次は「こいのぼり」を歌いました。初めての子どももいたので、ホワイトボードに歌詞を書き、ワンフレーズずつ、伝えていきました。「真鯉とは・・・」「緋鯉とは・・・」そんな説明もしていきました。あ~そうそう!園庭でしたので、伴奏はギターで行いました。ただ、数十年ぶりに弾いたので、ギターコードをうまく押さえられませんでした。“井上陽水世代が泣くぞ~~”と自分に言ってやりたいところですが、そこは子どもたちが歌声でカバーしてくれました。ありがとう!助かりました。
 その後は、柏餅の準備ができるまで『こいのぼりの ぼうけん』という紙芝居を読んであげました。年長5歳児が作った手作りこいのぼりと重なるお話でとてもおもしろかったですよ。子どたちも本当によく聞いてくれました。ギターはイマイチでしたが、久しぶりの紙芝居は手応えあり!、と言ったところでしょうか。
 そして最後はいよいよ柏餅。
 「子どもの日になぜ柏餅を食べるのか・・・」
 そんな話をした後、クラス毎にブルーシートにお引っ越ししてもらいました。ベンチのままでは、落としたときにドロンコになって悲しいですからね・・・。
 「少しずつよくかんで、ゆっくり食べてね」
 そんなことも伝えながら、いよいよ「いただきます」をすると、戸惑う姿も多少は見られましたが、おおむね、よく食べていたようです。
 食べ終わったあとは、柏の葉を活用する方法も伝えてみました。例えば、柏の葉は大きいので、穴を開けるとお面になる、といった感じです。さっそく試してみる子どももいました。もしかすると、おみやげに持って帰ったお子さんもいるかもしれませね・・・。
 ちなみに、今年は柏餅(わが園は昔から「御菓子司 立川 伊勢屋」さんにお願いしています)の到着が遅れ、ちょっと心配していました。ようやく食べ始めたのは、3歳児の降園直前でした。そこで、急遽、お迎えの親御さんにお子さんと一緒に食べていただくことにしました。みなさん、とても喜んで下さいました。“不幸中の幸い”といったところかな・・・?年中組・年長組の親御さん、ごめんなさい。
 こんなふうに過ごした「子どもの日」のお祝いでしたが、3歳児もいる中で、結構、難しい話をしました。保育のプロなら発達を踏まえ、わかる言葉で伝えることが基本ですから、その意味では“失格”といったところでしょうか。でも、子どももわかるように・・・と意識しすぎると、時に「子ども扱い」しすぎて、退屈させてしまうような気がします。子どもだって、自分を「子ども扱い」せず、真剣に向かい合ってくれる大人の存在を求めているような気もするんですよね・・・。100%、話の内容はわからなくても、大人が真剣に語りかけることって、意外に子どもも受け入れてくれると思うんですよね~。みなさんは、どう思うでしょうか・・・??
 では、みなさん、良いゴールデンウィークを!
2023年05月02日