一緒に遊んでいるように見えるけど・・・

 4歳児がデッキでオープンしていたアイスクリーム屋さんに出かけてみました
 A「ぶどうアイスです!」
 B「いちごアイスです!」
 売り子の子どもたちは、私に必死に売り込んできます。迷っていると、Cちゃんから「サーティーワンアイスもあります」と声がかかりました。見ると、確かにサーティーワンのカップにアイスが入っているではありませんか(別に宣伝をしているわけではありません。念のため・・・)。
 また、Dちゃんからは「これもあります」とアイスコーンに入ったソフトクリームをもらいました。
 私「エッ、くれるの?」
 D「うん、あげる、あげる!」
 どうやら、もうお金のやりとりはいらなくなったようです。
 こうして、両手に持ちきれないほどのアイスをいただき、お庭のテーブルでおいしく食べました。(もちろん、ウソッコ=エアで食べたわけですが・・・)。
 さて、このアイスクリーム屋さんごっこ、多いときは4~5人で遊んでいたようですが、みんなで協力し、役割分担しながら進めていたかというと、そうでもありません。このように、場所やテーマは共有しながらも、それぞれの思いで遊んでいる状態を並行(平行)遊びと呼びます。とかく大人は、同じ場所でほかの子どもたちと遊んでいると「一緒に遊んでいる」と捉え、「仲良く!」とか「力を合わせて!」などと声をかけがちです。
 でも、4歳児の前半くらいまでは、まだまだ、自分の思いやイメージで各自が遊んでいることも多いのです。いわゆる「協同的な遊び」に至るには、もう少し時間がかかります。楽しみに待ちたいものですね!
2023年04月23日