成長している4歳児

 1月のある日、4歳児のAちゃんが保育者と一緒に事務所にやってきました。病院ごっこをはじめたようで、いわゆる「問診票」が書けるものを探していました。クリップボードのストックがありましたので、それを手に保育室に戻っていきました。
 それで一段落したかと思いきや、次から次へと4歳児たちが事務所にやってきて「Aちゃんが持っているのを私(僕)もほしいのでください」のオンパレード。気がつくと、ストックしていたクリップボードはすべて売り切れてしまいました。
 思えば、3歳児の頃は用事があっても一人では事務所に来られず、要件も自分から言えず、すべて保育者に助けてもらっていました。しかし、今回はまったく違いました。皆、一人で堂々事務所を訪ね、必要なことをきちんと述べていました。特に、シャイな感じもあったBちゃんは、クリップボードの形や色、鉛筆の柄などもはっきりリクエストしてくれました。さらに、クリップボードに鉛筆を挟み込む方法も熱心に聞き、やり方を覚えて保育室に戻りました。本当に1年間の成長はすばらしいものです。
 そうそう、肝心の病院ごっこの方は、私も招待(??)され、どこが悪いかを熱心に聞かれ、治療していただきました。ちなみに、病院の場所は滑り台でした。これもおもしろい発想でしたね。私が「腰が痛い」というと、ビールケースを組み合わせ、車椅子も用意してくれました。これもまたおもしろかった!
 4歳児の世界を堪能させてもらったひとときでした。

2025年01月22日