今年も「お泊まり会」に挑戦!

 9月10日~11日、コロナ禍が明け、昨年度から復活した「お泊まり会」に年長5歳児が挑戦しました。
 本園の「お泊まり会」は外部の公共施設に宿泊するのではなく、園内で行います。毎日、使い慣れた場だからこそ、子どもたちも自分たちの力で生活を自主的、自発的に進めることができます。「お泊まり会」は一晩ではありますが、親元を離れ、自立的な生活態度と自信を養う機会ですから、その目的を達成するためには園内が一番、というわけです。
 さて、今年の年長5歳児は「お泊まり会」を「よるの みどり わくわくかい」とネーミングした上で、クラス担任と一緒にチャレンジしたいことをあげ、スケジュール化していきました。
 そう言えば、「お泊まり会」自体をやりたいことも自分たちで考え、園長である私に相談に来ていましたね・・・。もちろん、保育者側も予定はしていましたが、本園は「お泊まり会」に限らず、活動や行事を「子どもに下ろす」ことはせず、子どもが興味・関心を高める中で展開していきます。
 幼児教育は小学校から本格的に学習する知識や技術を先取りすることではなく、「意欲」を育てる時期です。こうした「内面の育ち」を育むことが幼児教育の本質と言えるでしょう。今後も生きる力・学ぶ力の基礎となる「自分で考え、決め、行っている」という実感を大切にしていきたいと思います。
 なお、インスタグラムに「お泊まり会」のダイジェスト写真をアップしておきました。あわせて、ご覧ください。
2024年09月26日